「スプリングセール」告知 春のお祭り…イースター(復活祭) 余談・ファベルジェ・エッグ
2020年 02月 28日
昨年の秋に、少しだけ、ハロウィン祭について書きました。
日本では、宗教的意味合いは薄くて、商業的な意味合いが大きな行事ですね。
日本古来のカレンダーの隙間をついて…・(^^;)、新たな行事が入り込むような昨今ですが、
春のキリスト復活祭にちなんだ、イースターも、御多分に漏れずその一つ、でしょうか?!
イースター(復活祭)って何でしょうか?
キリストの復活した日を祝うお祭りです。
復活祭は、春分の日以降の最初の満月から数えて最初の日曜日にあたるそうです。
命の誕生の象徴とみなされるにわとりの卵をきれいに彩色して(この彩色された卵が【イースター・エッグ】)、
卵料理でもてなしたり、お庭の中に隠したペイントされた卵を探すエッグハントなどの遊びをしながら
キリストの復活をお祝いします。
復活祭に欠かせないアイテム「イースター・エッグ」で、連想されるものに、「インペリアル・イースター・エッグ(ファベルジェ・エッグ)」があります。
ロシアの金細工師で宝石商を営むカール・ファベルジェが、
ロマノフ王朝の皇帝アレクサンドル3世とその息子に頼まれて製作したお妃へのサプライズ・プレゼントで、一つ一つの細工や仕掛けが大変興味深い宝飾品です。
からくりがいっぱいで、おもちゃのような遊び心を自由に盛り込まれており、お妃は大変喜ばれたそうです。
その笑顔が忘れられなかったのでしょう、皇帝は毎年のように1個ずつファベルジェにイースター・エッグを注文しますが、その仕掛けや中から出てくるお楽しみについては、皇帝にも内緒だったようです。まさに、サプライズですね。
ちょっと、前にラリックのエマイユ(エナメル)や半貴石のジュエリーなどについて、記事を書きましたけれど、
それにも関連して、この1890年ごろから1900年ごろは、素晴らしい工芸技術の発展の時期だったことと、
もうひとつ、個人的な職人ではなく、工房という組織で大変優れた製品が多く作れるようになった時代でもあります。
ラリックの工房もそうですが、ロシアのカール・ファベルジェの工房もそうでした。
それから、ファベルジェがいかに腕の良い工芸技術を持っていたかについてのエピソードが1900年のパリ万国博覧会に残されています。
1900年パリ万博は日本からも出展作品があった博覧会ですが、大変成功した催し物であったようで、その時の審査員に選ばれていたファベルジェは、
自身の工房の作品も出展はしましたが、審査対象外だったそうです。
しかしながら、結果的にファベルジェの出展作品はグランプリを獲得しましたので、よほどのことだったと思います。
イースターのイベントも、日本に徐々に広まってきたようですが、
わたくし個人的には、ファベルジェの細工品を見てみたいな、と思っています。
ちょっと盛り込みすぎな感じになっていきましたが、それだけ、19世紀から20世紀のパリ万博の1場面は、
後世に残る業績がぎゅっと濃縮されていたのでしょうね。
本日、まったくエクステリアと関係ござませんでした。(笑)
※春のセールを告知いたします♪
ガーデン&エクステリア スプリングセール
期間: ~ 2020年3月22日(日)
場所:(株)東万 四日市ショールーム、鈴鹿展示場、津店
今回もおいしいイベントが行われますので、
近隣にお住まいの方は、お越しください。
では、またの更新でお会いしましょうね♪
エクステリア.comのスタッフでした。